損をしないためのビットコインの知識

わたしは、為替FX歴10年超でして、死なずに生きてるのがささやかな取り柄です。

なので、そんな簡単に億れないことは、よく分かっているつもりです。

でも、儲かった話を聞くと、こころ穏やかでは居られないのが人情ですよね。

とりあえずこのエントリーでは、損をしないための知識をまとめました。

まず、死なないこと = お金を失わないこと が、もっとも大切なルールです。

ビットコインの魅力・なぜ価格が上がるのか

ビットコインも、需要と供給で価格が決まります。

数に、限りがあるからです。

オークションに似ていて、欲しい人が増えると価格が高くなり、売りたい人が増えると価格が下がります。

話題になるほど価格が上がるというのは、それだけ人気が加熱しているんですね。

ビットコインの弱点

そんなビットコインですが、すでに欠点が見えています。

それは、埋蔵量に限りがあることと、急増する取引に処理が追いつかないこと、の2点です。

価格の急変動・仮想通貨ブーム

埋蔵量が限られているということは、値動きが大きくなることを意味します。

ヤフオクでもメルカリでも、話題になると、あっという間に価格が高騰しますよね。

ビットコインも、2016年には 5万円だったものが、2017年夏には30万円になり、2018年1月現在、180万円ぐらいに値上がりしています。

それだけ儲けのチャンスがあったということですが、気をつけたいのは、”売りたい!”と思ったときに、必ず売れるとは限らないことです。

例えば、ブームに乗って買ってしまった健康器具とか別荘とか、タダでもいいから貰ってくれないか、ってありますよね。。。

ブームが下火になったらあっという間、ということも忘れないようにしてください。

送金にかかる時間

ブロックチェーンによる送金は、ウェスタンユニオンや、トランスファーワイズよりも、高速です。

ですが、それでも口座からの送出は、時間に余裕を持ってください。

早ければ、数分~数十分で相手口座に転送されますが、でかいサイズになると、1日以上かかることも珍しくありません。

理由としては、ビットコインの処理を上回る取引量になっていることがひとつ。

もうひとつに、取引所が行う、不正送金の防止確認に時間がかかることが挙げられます。

ビットコインとアルトコイン

そこで、ビットコインの弱点を補うように、後発の仮想通貨が数多く現れてきました。

それらは、アルトコインとよばれます。

中でも有名な、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル あたりは、聞いたことがあるのではないでしょうか。

これらは、ビットコインと並んで各取引所間の送金や、電子決済でも用いられるメジャーコインです。

初心者のうちは、こういったメジャーコインで取引経験を積んだほうが無難です。

ビットコインはどこで買えるか

仮想通貨は、仮想通貨交換業者で購入することができます。

昨年(2017年)から登録制となったため、おすすめの業者は後述します。

ここでは、取引形態と注意点について解説します。

販売所と取引所

まず、取引形態は、大きく分けて2つあります。

ひとつが販売所で、業者さんから購入する方法です。

海外旅行に行く時、銀行や空港の両替ショップで ドルやユーロを買うイメージです。


もうひとつは取引所です。業者内のプラットフォームを利用して、相場参加者とやりとりする方法です。

こちらは、オークション形式に近く、販売所よりも良い条件で売買できます。

また、チャートやオーダーを見られるツールもあります。

ショップによって価格が違う

おなじ時刻でも、販売所を比較すると、価格が違うことがあります。

複数の業者をチェックして、よい条件を狙ってください。

現金に比べてクレジットカードは割高

クレジットカードで購入できる業者もありますが、レートとしては割高ということに注意してください。

それにしても、ビットコインを通貨と考えるのなら、カード枠の現金化に近いと思うのですが、カード会社的ににはどうなんでしょう?

実際に取引するときの注意

スプレッド

ドルやユーロの場合でも、業者さんは、売る値段 と 買い取る値段 を提示してますよね。

そして、売値と買値には、開きがあるのがふつうです。

それは、仮想通貨にも言えますが、ドルやユーロのスプレッドは数円ぐらいに対して、仮想通貨だと何千円、何万円になることもしばしばです。

特に、相場が急変したり、業者の在庫が不足したときには、著しくスプレッドが開きます

これは、取引したくないという意思表示です。

気をつけたい仮想通貨に関する勧誘

最後に、あまい誘惑についてのお話です。

政府保障・金融庁公認

そういうのはありえない、と銘じてください。

仮想通貨は国家が発行しているものではありませんし、金融庁が個別銘柄を推奨することも有り得ないです。

なので、現状、投資商品である仮想通貨が、元本保証される◯◯省庁が推進してるとか、政府保証がある、みたいな勧誘には要注意です。

だいたい、銀行預金ですら、1,000万円までしか保証されない時代です。


2017年に、仮想通貨交換業者が登録制になりました。

しかし、株や為替FXに比べると、顧客資産の分別管理や、信託保全の部分については、まだ十分とは言えません。

最低でも、仮想通貨交換業の登録をうけた(受ける見込みである)業者を利用してください。

未公開コインに注意

当たればデカイですが、ハズレも多いです。

未公開株なら、財務を調べたり、創業者に会いに行ったりしますよね?

それと同じで、コインの技術的洗練度や、開発集団の見極めが重要で、かなりの上級者向けといえます。

初心者ほど、取引所でトレードされてるコインから始めるようにしてください。

セミナーの参加は不要

セミナーや説明会に行かなくても、口座を開設すれば、だれでもトレードできます。

ただ、どうしても情報が少ないので、だれかを頼りたくなるものです。

ですが、その心理は、だまされやすいことも。

自分の責任でトレードするんだ!という覚悟は求められます。

気をつけたいビットコイン関連のニュース

ひとつめは、仮想通貨ブームを気にしましょう。

仮想通貨にお金が流れ込んでくる限り、仮想通貨は拡大します。

何を買っても上がる相場ということで、マイナーなコインほど激しく値上がりすることが多いです。

しかし、逃げたいと思った時に、円に買えやすいのはメジャーコインです。

初心者のうちに、メジャーコインで取引にかかる時間などの感覚を、十分に掴んでおいてください。


また、仮想通貨に関する、財務大臣や、日銀総裁といった、金融に関する要人発現に注意してください。

「注視している」などの発言がでてきたら、シートベルト着用サインです。

最後に笑うのは、ルールも税金も決めることができる政府だ、ということを忘れないでください。

おすすめの業者

最後に、どうしても始めてみたい!という人のために、入門に適した業者を紹介しておきます。

前述のように、販売所によっても価格にも差がありますし、トラブルが起きることも考えられます。

なので、リスク分散のため、複数の開設をお勧めします。

これから始める方は、すくなくとも以下の2社を開設しておきましょう。

口座開設にかかる費用は無料です。

ビットフライヤー

ビットコインを中心に、メジャーコインを販売しています。

取扱の品種は少なめですが、老舗であり、資金量も最大規模なので外さないようにしてください。

仮想通貨交換業の登録業者でおすすめできます。

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

コインチェック

アルトコインが豊富な販売所です。昨年末に話題となったリップル(XRP)も取り扱っています。

現在は仮想通貨交換業は取得見込み業者で、近いうちに交換業を取得となるようです。

ですが、セキュリティの甘さを突かれ、コインが盗まれるという不祥事が発覚したのでお勧めしません。

まとめ

雑ですが、とりあえず儲け話に目がくらんだ時、見落としやすいポイントについて列挙してみました。

現在、口座開設に時間がかかっているため、興味があるなら口座だけでも作っておくことをおすすめします。

店舗でのビットコインの使い方や、業者間での転送、トレードの基本的な技術については、今後のエントリーでまとめたいと思います。